ハンノキ (榛の木)

カバノキ科  (落葉高木)

1月、森林公園(愛知県)の観察案内に真冬に咲く花がありました。その花はハンノキ(ハンノキ、サクラバハンノキ)です。ハンノキの花は花粉を風にまかせて飛ばす風媒花です。冬に昆虫を利用した受粉は望むこともできません。したがって昆虫を誘う必要がない地味な花で十分なのでしょう。しかし、図鑑で調べると写真の花は、雄花(雄花序「ゆうかじょ」)です。まず雄花序ができて、後から雌花(雌花序「しかじょ」))が房の元から出ます。開花は2月‐3月なのです。写真は雄花序は花粉が飛ばないつぼみなのでしょう。


↓雄花序(ゆうかじょ)の根元に雌花序(しかじょ)が見えます。