愛知県尾張旭市 「吉賀池湿地」

吉賀池湿地は尾張旭市の北部にあり、水源は愛知県森林公園の雑林帯の浅い丘陵地です。表層10〜20cmが鉄分を含む酸性土壌になっています。酸性土壌であることは日常目にする乾地性植物が侵入できないため、貴重な湿地性の生育に適しているといえます。また、その下部が粘土層という地質になっていることから、保水に適していることも、湿地の保存に役立っています。吉賀池湿地には、東海地方伊勢湾周辺特有のシラタマホシクサの群生やその他スイラン、サギソウ、サワヒヨドリ、ミズギク、サワギキョウ、サワシロギク、ミカワシオガマ、ウメバチソウ、ホソバリンドウ、キセルアザミ、コバノトンボソウ、食虫植物のミミカキグサ、ホザキノミミカキグサ、モウセンゴケ、トウカイコモウセンゴケなどが生育しています。<尾張旭市文化振興課から>

「吉賀池湿地は年に数回の公開日(自然観察会)が行われます。8月上旬の「サギソウ」に参加しました。
開催日は「尾張旭市ホームページ」で確認ください。

撮影日:2007年8月4日
 

「自然観察会 集合場所:旭ヶ丘ふれあい会館」




<サギソウ>
地下の球根から発芽する。地下茎を伸ばしてその先端に次年度の球根を形成する。
球根は1年限りということになり、サギソウは毎年生育条件のよい場所を求めて10cm前後移動する。




<ミズキグ> 湿地の日当たりの良い場所に生育する多年生草本

<ミミカキグサ> タヌキモ科 タヌキモ属 湿地に生える食虫の多年草


<ホザキノミミグサ>

<イヌノハナヒゲ>

<ヤマイ>

<ホタルイ>